2018年、経済産業省によりDXレポートが公表され、DX推進が注目を集めるようになりました。
DXは「Digital Transformation」の略で、デジタル技術を会社に導入し、会社全体を大きく改革することと考えてください。
エンジニアとして働いていると、デジタル化があまり進んでいない会社は意外と多いことに気づきます。
アナログ色の強い職業としては不動産関係、製造業などが挙げられますが、その他の業界であっても、中小企業はまだまだアナログ色が強い傾向があるのが実情ですね。
IT業界に依頼を行うクライアントであっても、デジタル関係の理解について怪しい人は決して珍しい存在ではなく、デジタル化の遅れは非常に大きな問題と考えて問題ありません。
DX推進がまるで進まないまま2025年を迎えた場合、毎年12兆円の経済的損失が発生する可能性があると、経済産業省は警告しています。
DXレポートの公表から間もなくして、全くの予想外だったコロナウイルスの世界的な流行があったので、今後日本がどうなっていくのか、状況が不透明なのは確かですね。
しかし、多大な経済的損失の可能性が経済産業省により示唆されている以上、無視してはいけないと個人的には思います。
DX推進は3つのステップで構成されていて、1つ目のデジタイゼーションは、書類などの各種のペーパーレス化とほぼ同じ意味と考えてください。
2つ目のデジタライゼーションには業務上のプロセス自体をデジタル化すること。
3つ目のデジタルトランスフォーメーションには、デジタル化により会社自体を大きく変えること、デジタル化により新たな価値を生み出すことという意味合いがあります。